2年連続で前年比増 マンション管理士試験 受験申込者数 20年度比0.5%増 1万4562人
投稿日:2021年11月10日 作成者:福井英樹 (638 ヒット)
公益財団法人マンション管理センターは10月22日、2021年度のマンション管理士試験の受験申し込み状況を公表した。
申込者数は1万4562人で、20年度と比べ76人(0.5%)増えた。昨年、マンション管理士試験開始以降初めて前年度比で受験申込者数が増加したが、2年連続の増加となった。
マンション管理士試験はマンション管理適正化法の施行に伴い、01年12月9日に初めて実施。10万9520人が受験した。その後は申込者数が毎年減少していたが昨年、初めて拡大に転じていた。
申込者数の増加の背景には、昨年同様新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用不安や「「家ごもり」で資格取得を目指す人が増えた、改正マンション管理適正化法の管理計画認定制度等、新制度でマンション管理士の活用が期待されている、といった理由がありそうだ。
内訳は男性85.7%、女性は14.3%。比率は例年とほぼ変わらないが女性の割合が0.7ポイント増えた。年齢層別で一番申込者数が多かったのは、こちらも例年どおり50歳代で、27.6%だった。試験の一部免除者は5978人(41.1%)。
試験は11月28日に実施される。
以上、マンション管理新聞第1186号より。